Posted by on 2017年7月17日

今回の俺は「手タレ」です。
※ 皮膚疾患の画像多数。閲覧注意ッス。

先日、ウルシにかぶれた〜(ToT)

とある早朝、我が家の野趣あふれるトイレの帰りに見つけたツタウルシ群。

放っておけばこれからの季節、どんどん伸びて勢力を拡大させてしまうと思い、手袋も無しにウリャー!とワイルドに引きちぎってやったのさ。

 

ウルシって植物は、植物体内にウルシオールっていう皮膚炎を起こすような油分を含んでいる。
(特にツタウルシは強力。さらに幼葉はもっと強力!)

それは存じていたが、日頃ちょっと野生的な生活を嗜んでいる俺の皮膚なら大丈夫だろうと、その後も手を洗うこともなく過ごしてしまう。
(ちなみに皮膚に浸透する前に石鹸で洗い流せば、かなり発症は抑えられます)

そしたらその数日後… やっぱりキタキター!

 

撮影:6月25日

左手の中指の付け根付近。
水ぶくれが出てきて結構なかゆみが襲ってきた。

まぁこんなこともあろうかと、左手だけでウルシを引きちぎり、メインに使う右手はウルシに触れないようにしていた俺。(流石!← いや最初から手袋をせぃ!)

お嫁さんに感染させてはいかんと、左手だけに軍手をして寝る日々が続いた_悲

 

なんだかどんどんヒドくなるような気がして、我が家の書籍を漁った。

ほぅ!ウルシかぶれには「栗の葉」!

栗の木、あるぜ!

 

しかも我が家の勝手口のすぐ前になぁ!

 

ササッと15枚くらい葉っぱを採らせて頂いて、ヤカンでグツグツと煮出す。

 

濃いグリーンだった栗の葉は、落葉するみたいな茶色に。
葉っぱのパワーがお湯に溶け出しているような気がします。

 

真っ黒になった煮汁を冷まして、患部をしばらく浸す。

この煮汁で洗うのもイイらしいらしいけど、触るとかゆみが増しそうだったんで俺はただじっと浸しました。

・・・

5分くらい浸してみたら気のせいか、水ぶくれが出来ていた部分がほのかにスースーする。

おぉなんか効きそうだ。

その後、毎日1〜2度、こうして栗葉の煮汁に手を浸した。

かゆみは徐々に無くなっていった☆

 

撮影:6月26日(翌日)

赤みが引いてかゆみがかなり軽減された。

 

撮影:6月28日(3日後)

水ぶくれが徐々に小さくなる。

 

撮影:7月6日(11日後)

水ぶくれだったところがカサブタ風に高質化。

 

撮影:7月10日(15日後)

カサブタ風になった皮膚がポロポロと剥がれる。

 

撮影:7月17日(22日後)

気がついたときには完治。

 

結構時間はかかったけど、医者にも、ケミカルな軟膏にも頼らず、身の回りのものでうまく対処できました。

ま、普通に自然治癒したのかもしれないけどね_笑

それにしても初日に感じた患部のスースー感はかなり有難いものだったなぁ☆

 

ちなみに効き目としては、①若葉 → ②乾燥葉 → ③樹皮 → ④イガ、というランキングっぽいですが、今回は時期的に若葉を使用しました。
(乾燥は時間がかかるし、樹皮を剥がせば木にダメージ、イガは秋にならないと入手できず)

 

自然のものは、自然のものでなんとかなる。…そんなことをシミジミ思った体験でした。

通説によれば、ウルシのそばにはクリの木が生えやすいそうだ。
うーん、実によくできているー!

 

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