Posted by on 2018年11月23日

主催者バタバタの中、今回は全員で約40名と去年の倍近いイベント規模になりました「うちみるフォーラム2018」。

コーヒー、お食事、スイーツ、野菜、コースター、畳表、タロットなどの多くのGiveが集まり、子供達のはしゃぐ声の中で音楽も奏でられ、風にも負けず秋晴れの中心温まる1日となりました。

ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました!

【イベントレポ】うちみるフォーラム2018

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開催概要

2018年11月11日(日) 10:00-17:00(9:00開場)@南部町うちみる

【スケジュール】
9:00 見るうちみる(案内ツアー)
10:00 Give&Give(与え合いマーケット)、FIRE TIPS(ワークショップ)
15:00 ウワサのナイストーク(パネルディスカッション)
17:00 イベント終了

☆ワークショップ(寄付制)
ロケットストーブを作ろう!(別途材料費あり)
海水から塩を作ろう!

☆パネルディスカッション:パネリストさん
はる農園 春義彦さん
プルプルファーム pulpul kazuさん
自遊木民族珈琲 板橋諒さん

フォーラム3日前。。

約1年前のうちみるフォーラム2017で初めてお会いした十和田のニッキーさん。

この一年、我が家の大工作業や畑作業のヘルプに度々お越し頂き、当日の朝にはスタッフをお願いするほどのお近付きに。
すっかりうちみるファミリーです☆

1年って振り返ればあっという間だけど、何かを成すには十分な時間だと感じます。(しみじみ)

そして実は!今回のフォーラム直前にもお手伝いに来て下さっていました!

ちょこちょこと細かい作業をお願いすることに。

uchi-mill-forum-2018

新居建築予定地エリアにロープを張って、看板を設置。

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おとこの用足し場の設置も。
当日使った方もいたはず♪

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それから、塩づくりのワークショップで使う屋外の囲炉裏スペースもこの日に設置。

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当日の朝はこんなにいい感じの雰囲気の場所に♡

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一人だったら、こんなに早く色んな作業を終える事が出来なかったでしょう。

ニッキーさん本当にありがとうございますm(__)m

そして当日、見るうちみるスタート!

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初めてうちみるにいらっしゃる方を中心に9時過ぎに軽く朝礼後、2班に分かれて「見るうちみる」(我が家案内ツアー)スタート。

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旦那・よいちは大工仕事や廃材建築を中心に説明。

・セルフビルドの小屋やこれから建てる新居について
・大工道具の使い方
・素人建築の小技 などなど

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嫁・ゆには畑を中心に説明。

・我が家で取り組む自然彩培とは
・今後目指す畑のあり方
・この土地の現状とそれを生かした作付け、栽培 などなど

今年は参加者の方の意欲があってたくさん質問が飛び交っていました。

「何だか珍しくて面白そうなイベントだから参加した」と言うより、実際に自分の生活をシフトしたくて参加した方が多かった印象でした。

うちみるは単なる遊びや娯楽的なスポットではなく、我が家を公開する事で一つのライフスタイルを提案する場所。

参加者の方々にもここに参加する事が目的ではなくて、お家に帰ってから何をどう普段の実生活に取り入れるのか、そのヒントを持ち帰ってもらいたいと思ってこうしたイベントを開催しています。

今回はとても嬉しいことに、うちみるのコンポストトイレ「BEN」に影響を受けた方が多かったようで、イベント後のメッセージで「コンポストトイレを設置した!」「トイレを改良した!」というご報告が3件もありました!

この行動が世界を変えていきますよ、いや、マジで本当に!

GIve&Give(与え合いマーケット)

フォーラムでは終日開催。
実はイベントの要(かなめ)になっていたとも言えるGive&Give。

ルールは簡単。
見返りを求めずただ与えるだけ!
(たとえGiveするものがなくても遠慮せず誰かのGiveを受け取ってOK)

沢山の愛あるGiveで会場内の穏やかな雰囲気が生み出され、自然なGiveの循環が育まれていました。

それでは今回のGiveをスライドショーで一部ご紹介します!

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その他にも様々なGiveがありました。

その場で即興で繰り出されるものもあるし、予期せずして参加者同士の交流が生まれます。
その様子がとても温かくて素敵ですね。

子供達の社会

今回はたくさんの子供たちも参加してくれて、「我が家の子供が大きくなったらどんな遊びが出来るのか」、「子供にどうやって物事を教えたら良いのか」をなんとなく観察して学ばせていただいてました。

そんな中で印象に残るワンシーンがあったのでご紹介します。

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うちみる内にあった一輪車で楽しく遊んでいる兄妹がいました。

この後、こちらの男の子がお話の中心になります。
A君としますね。

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すると、それを見ていた帽子のBくんが「人も多いし危ないからやめなよ!」と注意します。

だけどまだまだ一輪車で遊びたそうなAくん。

それを近くで見ていた私にもBくんは「やめた方がいいよね?」と、賛同を求めます。

しかし私は、「怪我をしないでAくんが楽しく遊んでくれるならそのまま続けても良い」と思う気持ちと、「Bくんが言うように、人も多い場所でぶつかって怪我したら怖いので止めた方が良い」と思う気持ちが両方ありました。

そこで逆にBくんに「どうしたら良いかな?」と質問しました。

するとBくんは他の人の意見も交えながら、みんなが納得できる答えを探そうと行動を始めます。

最終的には「自由に遊ばせて、危なくなったら止めよう!」という結論に。

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和解した二人は、Bくんの誘導でAくんは再度一輪車を押し始めるのですが、前半のテンションとは違い、トボトボと勢いがなくなってしまったのでした。

***

さて、このお話を大人の皆さんならどう感じ、考えますか?

ここからは私的見解ですので、別の角度からのご意見もあると思いますが、ご覧くださいm(__)m

まず、子供も集団になれば自然に社会が発生するんだなぁと思いました。

我が道を行く子、集団を統制しようとする子、誰かに従って馴染む子、などなど。
大人の社会に置き換えると、フリーランス、会社の社長、社員。みたいな感じですよね、きっと。

今回の件で、もしも私が「止めた方が良いよ」とか「自由にやっても良いよ」と勝手に決めて提案していたら、それに素直に従ってくれたかもしれませんが、きっと自分自身で考える事はしなかったでしょう。

子供達自身が決定する事で、仮に何かが起こった時にも他の人のせいにすることが出来ません。
良い結果も悪い結果も「自分で決めてやったことなんだ」と責任を自覚する事になる気がします。

(もちろん本当に危険な事は大人がちゃんと守ってあげれる範囲内で)

子供って本当に賢くて、毎日無限の選択と可能性の中で生きています。

だからこそ意見を尊重してその道を最大限に生かして自由に生きてもらいたいなと思いました。

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最後にもう一つ。

当初、自由に遊んでいたAくんが、一度止められてしまった事で熱量が落ちてしまっていました。

Bくんは「もしも人にぶつかったら危ない」と言う未来を予想して、Aくんを止めました。

これは先の事を考えた賢い提案で、大人だなと思いました。

しかし一方で、Aくんは止められた事で楽しくなくなってしまった事も事実です。

特に大人は色々と経験しているから先のことがある程度予想できます。

「危ないから止めなさい」の言葉は親からの愛情でもありますが、子供の考えや経験を制限してしまう事でもあるんだなぁと思いました。

私たち大人も、子供の頃に危ない経験や失敗をしたからそれがダメだとわかったように、危険な事は大人がきちんとフォローできる環境で、失敗するとわかっていてもあえて子供にやらせてみることも大事ではないでしょうか。

答えを先に教えてあげる事は早い解決方法ではありますが、子供の些細な疑問でも自分で答えを導き出すまで付き合ってあげたいなぁとも感じました。

大人が時間と気持ちに余裕を持つって大切ですよね。

FIRE TIPS(ワークショップ)

火を味方につけて、生活をより豊かにしよう!

ロケットストーブを作ろう!

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今回はお一人の方がロケットストーブを作ってお持ち帰りになりました!

女性に優しく、あらかじめちょうどいい長さに切断したり、切り込みを入れてたりしておいたものをお渡しして約90分で完成。
なるべく隙間ができないようにきっちり組み立てるのに苦戦している様子でした。

また、我が家のロケットストーブを使っての実演も。

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ロケットストーブの作り方について知りたい方はこちらの動画をご覧ください♪

それから廃材を使って作る「ぬか釜」体験もしていただきました。

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正確にはヌカではなく、籾殻を入れて使います。
籾殻から出る燃焼ガスを主な燃料にして、強い火力を生み出します。
5合のお米が10分くらいで炊けちゃいます。
煮炊きついでに、畑の土壌改良に使える「籾がらくん炭」も作ることが出来ます。

廃材のオイル缶で作れば、24cmの羽釜がピッタリ入るサイズ。
実際にお米も炊いてみました!

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参加者の方の火の番のおかげで、良い感じのおこげも出来て美味しい仕上がりに♡

海水から塩を作ろう!

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今回は夏の間に天日で水分を飛ばし、濃度を濃くした海水500mlをお渡ししました。

屋外テント内の囲炉裏でモクモクな煙の中、ひたすら海水を煮詰めてもらいました。

火の様子も見ながらだったのと、最初のニガリを取り出すタイミングが難しかったみたいです!

塩づくりについて詳しく知りたい方はブログ記事「塩を作ろう!マイ塩づくりキャンプ☆」をご覧ください。

ウワサのナイストーク(パネルディスカッション)

最後のメインイベント、ゲストさんをお招きしたパネルディスカッション。

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今回のゲストさんは3名。
写真右から、

はる農園 春義彦さん
プルプルファーム pulpul kazuさん
自遊木民族珈琲 板橋諒さん

そして、ファシリテーターはうちみる:よいち(写真左下の後頭部)で行いました。

小規模だからこその、濃ゆ〜い内容でとても為になり、考えさせられるお話ばかりでした。

農業、ビジネス、生活、幸せの価値観の事などなど。

パネリストのみなさま、そしてご参加いただいた方々!
おかげさまで今年のフォーラムを無事に終えることができました〜!

これを機に、皆様の生活がより豊かに、そしてそれが周囲に派生して豊かな環境&生活が次々に生まれていきますように。

それでは幸せにごきげんよう〜!

当日最後までいられなかった方や、来られなかった方の為にパネルディスカッションの模様はポッドキャストで配信しておりますのでぜひお聞きくださいませ。

音声なので、お仕事や車の移動中、寝る前のお布団などで「ながら」リッスンがオススメです。

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