自給自足やエコな暮らしにあると便利な近代アイテム「ロケットストーブ」
はる農園さんで研修中の山口ご夫妻に我が家にあった廃材の
オイル缶と一斗缶を活用して頂き、そのロケットストーブの作り方の様子を撮影させて頂きました。
Youtubeの動画と合わせて、これから作ってみたいと考えている方の参考になれば幸いです。
ちなみに、我が家にはロケットストーブの他に囲炉裏と薪ストーブがありますが今の所は
お茶のお湯を沸かす程度なら「囲炉裏」
夏場やフライパン調理の際には「ロケットストーブ」
冬場の煮込み、鍋料理には「薪ストーブ」と使い分けています。
これに関しては時間出来たら比較検討してみたいと思っています。
ポイント:ステンレスの煙突は直径を揃える。バーミキュライトは大容量の方がお得です。
工具は金切バサミやディスクグラインダーが必須。
その他、穴空けドリル、バール、ハンマーなども使用しています。
手順1
「一斗缶がオイル缶にフィットする様に、一面をハンマーで凹ませます。」
一斗缶の硬い底の部分の中央から叩き、少しずつ曲面を作っていきます。(ゴムハンマーを利用)
手順2
「オイル缶を2つとも、フタを外して中をキレイにします。片方のフタは使うので再装着前提でキレイに外します。」
バールなどでテコの原理を利用してツメを軽く上げたら、ペンチでグイッと上まではがしフタを取ります。
中を確認して、ウエスなどで残留物や汚れを拭き取ります。
手順1
「一斗缶の凹ませた面の下から5cmの位置に煙突の穴を開ける印を付けます。」
煙突の下部にもバーミキュライトを入れ、断熱する為です。
手順2
「下にするオイル缶にも同じ様に下から5cmの位置に煙突の穴をあける位置に印を付けます。」
曲面なので空ける穴が大きくなり過ぎない様に注意します。
手順3
「下にするオイル缶のフタの中心に、煙突の中心を合わせて印を付けます。」
手順4
「上になるオイル缶の底の中心にも同様に、煙突の穴をあける印をつけます。」
手順5
「一斗缶、オイル缶、オイル缶のフタの印を付けた4カ所に米印の切り込みを入れます。」
グラインダーが無くても、力は必要ですが金切バサミでも可能です。
グラインダーの場合切り過ぎると、バーミキュライトや熱が漏れる原因になるので注意します。
手順6
「一斗缶と連結させる下にするオイル缶とそのフタは金切バサミなどで切り抜きます。」
こちらもジャストサイズになる様、切り過ぎない様に注意します。
《ここからのロケットストーブの作り方のポイント》
「煙突とオイル缶一斗缶の
連結部分をフィットさせて
熱の漏れを防ぐ事が重要!!」
手順1
「上にするオイル缶の底は外側に折り、下にするオイル缶のフタを被せて
煙突がピッタリ入る様にフチをカナヅチなどで丸めます。」
都度煙突をさして確認しながら、ピッタリ賞を目指しましょう!
ある程度OKになったら、全て折り返します。
手順2
「一斗缶と下にするオイル缶も同様に、煙突がピッタリと連結する様にサイズを微調整します。」
煙突のどの部分が入るのかで微妙に異なりますので、都度確認します。
今回は下記写真の様にエビ曲とT曲が連結する部分で、T曲が外側に来るのでT曲のサイズに合わせます。
出来たら、エビ曲とT曲のステンレス煙突もセットします。
手順3
「一斗缶と下にするオイル缶をボルトで固定します。」
二つが離れない様にする為なので、ボルトの大きさは特に指定ありません。
手順1
「断熱材のバーミキュライトをこまめに押し固めながら詰めていきます。
その際、煙突にバーミキュライトが入らないようにフタをします。」
まずは一斗缶の方に詰めます。空気を含んでいるので数回に分けて棒などで押し固めながら追加します。
煙突と一斗缶の底との間に隙間があるので、まずはその隙間をバーミキュライトで押し固めてから
少しずつ上に追加していきます。
手順2
「同様にオイル缶にもバーミキュライトを詰めます。」
手順3
「煙突が長い場合はオイル缶を重ねた時に煙突の方が2、3cm低くなるようにカットします。」
手順4
「煙突を付けて、下のオイル缶にも目一杯バーミキュライトを詰めます。」
この部分だけは後から追加することができないので特に念入りに詰めます。
手順5
「下のオイル缶のフタと、上のオイル缶をセットします。
ズレた場合はバールなどでテコの力を利用して外側からハメます。」
この際、取っ手を生かす場合には向きに注意!
位置が決まったら、カナヅチなどでハメて固定していきます。
手順6
「フタのツメを内側に戻します。」
手順7
「バーミキュライトを上のオイル缶にも詰めます。」
手順1
「五徳やその代わりになる石などを置いて完成!」
まずは滝口の繋ぎ目の底に焚き付けを入れて火をつけます。
(我が家では杉の葉と小枝)
火が回ったら吹いたりうちわなどで扇いだりして、煙突方向に上昇気流を生みだします。
この着火のタイミングではどうやっても煙がモクモクしてしまいます。
後は焚き付けが燃え尽きる前に、細い枝から徐々にくべていきます。
(完全に乾燥していないと、煙が出る原因になります。)
木以外でも竹やクリのイガの部分、クルミなども使えます。
焚き口は手をかざしても熱くないのと、上向きの為自然に薪が燃えて落ちてくれるので
ある程度放置しても大丈夫なので調理に集中する事ができます。
廃材を活用した調理に便利なロケットストーブを導入して、料理の幅を広げてみましょう♪
Youtubeにてロケットストーブの作り方の動画も公開していますので合わせて参考にしてみてください。
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