告知もままならず、開催しておりましたが、うちみるの「作ってみよう!」シリーズ第1弾【日干しレンガを作ってみよう!】(6月24日)が無事終了!
結構な時間が経過しちゃいましたが、イベントレポートとさせていただきますm(_ _)m
さて、今年から始めたうちみるの「作ってみよう!」シリーズ。
これはちまたのワークショップのように、何かの技術を講師から一方向的に教えてもらうのではなく、主催者も参加者も分け隔てなく、一緒に試行錯誤しながら作り上げる、共同制作イベントです。
主催のくせに私たちも偉そうに「教えてあげるよ!」っていう自信はない…
だけどやってみたいし、それをうちらだけでなく、興味がある人と共有したい!
また講師みたいな人がいると、参加者からの独創的なアイデアや意見が出こなかったりします。
みんなの頭と手を動かして、ひとつのものを作ろうぜ!
…ってな感じのテーマです☆
Facebookページの方で告知していたのはこんな感じ↓
(今後もブログ告知までいかないかもしれませんので、もしうちにご興味ありましたらうちみるFacebookページの方をチェックしてくださいませ!)
うちみるの粘土で「日干しレンガ」をつくってみます。
土や砂、ワラなどをコネコネ、カタチを整えてレンガ状にします。
あとはそのまましばらく乾燥させて完成☆彡
参加無料。
雨天の場合はビニールハウス内で決行。
ご希望があればお一人様、3個までレンガ持ち帰りOK。
型枠(仕切無しタイプ)を1個1000円にて販売も行います。
作って頂いたレンガはうちみる新居の建築に利用させて頂きます!
(入り口やキッチントイレの土間などに使用する予定)
記念に出来上がったレンガに名前を刻んで、うちみるの歴史に名を残してください☆
10:00 スタート&自由解散。
(お昼をまたぐ人は昼食を各自でご準備ください)
おおまかな流れ↓
① 粘土を採取してフルイにかける
② 砂とワラ、石灰を混ぜてコネコネする
③ 型に入れて成型して量産する
④ 乾燥(あとは時が経つのを気長に待つ)
※ 初めてうちみるにご来場の方は、当日事前に南部町役場で待ち合わせしますのでご連絡ください。(ナビなどではうちみるにたどり着けないので)
レンガ用の型枠も廃材利用で製作。
コンクリートの型枠にも使われる、片面がツルツルのベニヤ板の端材を利用しました。
ツルツルしてることで型から粘土を抜きやすいのです。
持ち手も付けました。
小さいレンガよりも大きいのを作った方がラクかなと思い、サイズは 300 × 150 × 100 と市販のレンガサイズの3倍ほど。
ついでにトリマ で「うちみる」刻印も作りましたが、実際に使ってみたら凹凸が浅すぎてイマイチだったのであとで作り直しです_泣
まずは参加者で手分けしての下準備から。
準備する材料はザックリこんな感じ↓
調合の比率は、
土(10):稲わら(2):砂(1):石灰(0.5):水(適量)
としてます。
今回は女性2名のご参加☆
南部町内からと青森市からお越しくださいましたm(_ _)m!
とても気が利く方々で非常に作業が捗りましたよ〜(^人^)!
ありがとうございました!
うちみるの土を掘ると出てくる粘土質の土をフルイにかけて小石や軽石などの異物をできる限り取り除きます。
ちょうどうちみる水路の拡張工事で掘り出した土が大量にあったので、それをムダなく利用☆
数日前から乾燥させたものを使います。
出てきた軽石は鉢底石に使えるなと思って、それはそれで分けておきました^^
粘土同士がくっつきやすいように、繋ぎ材で稲わらを使うので、ワラ切りで5〜6cmくらいに刻みました。
しかし、実際にレンガに入れてみたら5cmだと少し荒い気がしたので、次回は3〜4cmくらいにしようと思います!(参加者のアリヤさん意見です☆)
まずはフルイにかけた土、砂、石灰を混ぜていきます。
今回はバケツでざっくり計量。
こういうのはあまり神経質になってはいけません☆
ブルーシートの上で混ぜれば、こうして一気に切り返すこともできます。
いい感じで粉物が混ざったら、次は稲ワラです。
この稲ワラは、我が家の減農薬の稲作で出る副産物。
さぁ、ここからは泥んこタイム!
水を少しずつ入れながら、混ぜていきます。
粉状のものが徐々にグチャグチャになっていきます。
いい感じの泥になるまで、様子を見ながら水を入れましょう。
ゆるい液状になっちゃうと、型枠に入れにくくなるので注意です。
泥のお団子が作れるくらいの硬さがイイと思います。
コネ混ぜるにはやっぱり足が一番!
童心にかえって、グチャグチャと踏みます。
なんとも楽しいぞ、これは!
巨大なチョコレート菓子を作っているような錯覚も生まれてきます。
イイ感じにコネ混ぜられたら泥団子にして、型枠の中に放り込みます。
軽く投げ入れるようにして、泥の中の空気を抜くのがコツです。
ある程度レンガが乾くまでは場所を移動させるのが難しいので、
乾燥台の上に型枠を直接セットして、そのまま乾燥できるようにすると便利です。
水分を含んだ泥はかなり重たいので、移動が必要ない場所でやったり、
台を運ぶ必要がある場合は欲張らずに少量にすると運びやすいです!
型枠満タンに泥を入れずに、9〜9.5割で一旦やめて少し待ちましょう。
すると、泥が膨らんでくるので、枠からはみ出た分をコテで削ってならします。
レンガ作りっぽくなってきました。
型枠の下から余分な水分が滲み出てきます。
一気に2個分作れる型枠も製作してみました。
あとは少し水分が抜けるまで、ちょっと放置します。
泥がゆるいと型から抜いたときにフニャっと崩れてしまいますので、水分調整は結構重要です☆
型枠の数に限りがあるので、残りの泥は団子状にして待機させておきます。
型枠から外してみました。
良い感じでカタチをキープしてます!
記念に作ってくれた人のサインを刻んでもらいました☆
実際に重ねて施工するときのために、上部にミゾを彫っておきます。
こうしておくとツナギ材がミゾに入り、横ズレを防いでくれます。
参加者の個性あふれるミゾ模様♪
あとはビニールハウス内で天日干し。
とにかく雨に当たらない場所であれば、季節にもよりますが、およそ1ヶ月でちゃんと乾燥するみたいです。
参加者のリエさんのレンガサイン。
ご参加ありがとうございましたーm(_ _)m!
こちらは参加者のアリヤさんのサイン。
ご参加ありがとうございましたーm(_ _)m!
うちみるの家のどこかにちゃんと施工させていただきます〜!
1週間が経過。
まるでチョコレートブラウニーみたいだったこげ茶色から、水分が抜けてベージュ色に変化してました。
試しにノックしてみたら「コンコン」とイイ感じの音。
石ほど硬くはないけど、木材くらいの硬い質感です。
乾燥によるヒビ割れもなし。
底面がほとんど太陽にも風にも当たらないので、1週間後、さらに向きを変えて天日干し。
見た目的にはほとんど変化は見られないけど、こりゃどうやら成功です!
はみ出たワラ部分は施工時にカッターで切ったり、コテで削ればOK。
さぁまだまだ作りますよー!
土はまだまだございます。
雨よけをしながら、天気が良い日はこうして乾燥中。
作ってみたい方、どうぞ天気の良い日にうちみるにお越しくださいませー!
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