2017年の9月某日。
畑の水持ちが良いエリアの水捌けを解消しようと掘っていたら。
うちみるに水が湧きました。その様子がこちら。
現在(2018年1月)は、凍ってしまっていますが中水利用ができるだけでかなりありがたい存在です!
あわよくばこのまま濾過して飲用にもできたらなーとも思い、簡易的な水質検査キットで調べてみました。
今回購入したのは「共立理化学研究所 川の水調査セットAZ-RW(2000円しないくらい)」
同社から、他に2種類「井戸水検査セット」「おいしい水検査セット」も出ています。
「おいしい水検査セット」の方は、主に水道水の検査に使用するもので
「井戸水検査セット」も購入したのですが、まずはこの川の水調査セットの結果を見てから判断と思い最初にこちらのキットを使用しました。
ちなみにこちらは2回分入っています。井戸水の方は1回分。
説明書が入っているので検査前に熟読しましょう!
まずは、調べたい水を採取します。見た目は透明で結構きれいに感じます。
時間が測れるタイマーや時計を用意して
検査薬の数だけコップに水を分けて用意します。
袋を開けると、粉状の検査薬が入ったパックが入っていて緑の紐の部分から水を入れます。
緑の紐を抜いたら、できる限り押して中の空気を抜きます。
逆さにして、少しずつ水を吸い込み半分くらいになったら取り出します。
水の量が足りない時は慌てずに一旦取り出して上向きにし、空気を入れ直してから再度水を取り込みます。
水中でやってしまうと、検査薬が漏れ出してしまうので注意。
液が漏れない様に軽く5〜6回振ったら、指定の時間待ちます。
検査薬の種類によって、結果が出る時間が異なるのでそれぞれ混ざらないようにして各時間待ってから結果を照合します。
さて、うちみるの水ではどんな結果が出てくるでしょうか。
この「川の水調査セット」でわかるのは以下の5項目。
それでは順番にチェックしてみましょう!
結果:0.005未満
近くに住宅や果樹園、造園屋さんもあったので少し心配でしたがこちらの値は低く
近くで水が汚れている可能性は少ない様です。
結果:2~5の間
こちらの数値は割と高めでした。
元々、窒素類は自然界に普通に存在している物質で簡単に言うと
肥料や食べ物のカスに含まれている窒素分は
「アンモニウム態窒素」→「亜硝酸態窒素」→「硝酸窒素」と分解されるに従って形を変え
最終的には空気中に放出されたり植物などの栄養になります。
硝酸態窒素を多く吸収した野菜を食べると発ガンリスクが高まるという話もありますが
そもそも窒素がなければ野菜は成長できないので、必要なものでもあります。
今回の数値を見る限りでは大人が引用してもガンになる可能性は低いと考えられますが
消化器官の発達が未熟な乳幼児がそのまま引用すると体調を壊す可能性がある程度です。
結果:0.05未満
有機物が分解できないほどの汚染は無いようです。
結果:0.2未満
工場排水や生活排水による汚染は無い様です。
結果:4
この数値を見る限りでは、水道水にはならないけど農業用水にはなるレベルです。
以上の結果から、そのまま飲むのは怖いけど中水利用ならとりあえずは問題なさそう。
という事がわかって一安心です。
とは言え、簡易的な検査だし時期によっても変わってくると思うので
都度タイミングをみて調べたいなと思っています。
ちなみに将来的にうちみるの湧き水を飲用にしたいとなった場合。
簡易キットの検査ではわからない「細菌」と「重金属」の問題を解消する必要があります。
(ちなみに数万円払ってちゃんとした所で水質検査をお願いすれば、詳しくわかります。場所によっては国や自治体でやっている所もありますが青森県では保健所ではやっていないので民間企業になります。)
今のところのリサーチでは「活性炭の濾過」で重金属を取り除いて
「煮沸する事」で細菌を死滅させる事ができるので
この2つの工程を加えると飲用も可能になりそうです。
現在、飲用水はわざわざ車を走らせて湧き水を汲みに行っているので
将来的にうちみる内でまかなえたらいいなと思っています。
実は今回の溝掘りでもまだまだ上段畑の水持ちは解消されず、新居の建築と合わせて
もう1本今年は川を作り、そちらは新居の方に引き込む予定です!
あ、あと飲用に関しては雨水の利用も考えているのでうちみるの水ネタはまだまだ続きます。
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