お湯を沸かす、料理をする、暖をとる、食べ物をその煙で燻す…
火を利用することは生活において非常に大切なことですよね。
最近は化石燃料の灯油やガス、電気を利用する機器や設備も増えてきましたが、我が家:うちみるでは〜…
原始的な \直火/ なのです☆
どうやって火を扱うかというと…ズバリ日本古来!時代劇!
我が家の囲炉裏スペース(2015年から手作りして2016年に完成)に朝日が差し込むころ、それは始まる。
金属加工設備&経験に乏しいので自在鉤(じざいかぎ)は木材。
廃材&もらったワイヤーなどで自作したら、無駄にゴッツくなってしまった_笑
上には小さな排煙用の小窓があります。
用意するのは、薪ストーブに焼(く)べたところで役に立たない小枝たち。
(あっという間に燃え尽きて、炭としても”持ち”が悪い)
でも、これくらいあればコーヒー1杯分くらいのお湯は余裕で沸かせます。
プラス、昨日使って余った消し炭。
これでまぁ二人がたっぷり飲めるお湯が沸かせます。
焚き付けは杉の葉っぱ。
油分を多く含んで、かつ湿りにくいから重宝する。
点火!(大量にある貰い物のマッチを使用)
囲炉裏にはやっぱり南部鉄器!(これも数年前にもらってきたもの)
あとはお湯が沸くまで、火箸で薪を動かしながら火を見守る。
温度&湿度、薪の種類や形状… 毎日やってるけど、いつも違う火が生まれてきます。
本当はもうちょっと広い方がいいんだけど、間取りの都合上、こんな感じの横長に_笑
火の勢いが弱まると、不完全燃焼になって煙がいっぱい出てきます。
チーズやウサギの毛皮などをスモークするならいいけど、お湯を沸かすだけなら煙は無いほうがいい。
すかさず火吹き竹で「フーッ」!
ピンポイントに空気を送り、火力をアップさせます。
ちなみに、ウチワや直接口で風を送っちゃうと、灰や火の粉が舞い上がってすごいことになります_笑
着火して大体10分後くらい。
いい感じに沸いてきたお湯でコーヒーを淹れる。
至福のひととき!
余った薪は、炭になってる部分を灰の中に突っ込んで消火。
次回にまたこれを使います。
こうして淹れたコーヒーは格別!
至福のひととき!(2回目)
ほぼすべての燃料(薪)は、すぐ裏の林からタダでやってきます。
風が吹けば、大きなスギやカラマツの木からちょうどいい小枝が落ちてくる。
そういうのを集めて乾かしておく。
小枝だから、ノコも使わずに手で折って囲炉裏に焼べることができます。
焚き付けに使うスギの葉も同様。
林の中を歩けば、いくらでも入手できる。
たかだか朝のコーヒーの湯を沸かすだけのエネルギー。
膨大な手間とコストをかけて入手する地下資源を使うこともなく〜
また、頭上に張り巡らされた送電線で運ばれてくる電気を使うこともなく〜
ごくありふれた、すぐそこらへんのもので賄えばいいような気がしてます。
廃材を燃やしたあとの炭も貴重な熱源です_笑
そうそう、うちはご飯の煮炊きも囲炉裏でやってます。
その際は薪の量を増やす。
火力を上げるには、薪を太くするのではなく、細くてもいいから本数を増やすこと。
うちの奥さまがタイムトライアルに挑戦してくれた!
万古焼の炊飯釜、玄米2合。
およそ13分で炊き上がり。
これは電気炊飯器よりも早いです。
う〜ん、いい香り!
今の時期ならこれにウコギの葉を入れると、森の香りになります☆
おコゲが欲しいときは、もうちょっと薪を増やして長く燃やせばOK。
うちみるは毎日こんなふうに火と関わってます。
落ち着いたら囲炉裏体験イベントも企画してみようかな♪
この楽しさ&奥深さを是非みなさんに経験してほしいです。
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